毎日暑いですね~、こう暑いとビールの消費量が増えて増えて・・・
お陰で懐が寂しい月末の今日この頃です (^_^;)

ところで皆さん、「自ビール」って知ってますでしょうか?

「地ビール」の間違いじゃないのかって声が聞こえてきそうですが
間違いではありません。自分で作るビール、略して自ビール、所謂
セルフメイド、手づくりビールのことです。

ビールってそんなに簡単に作れるの?って思われるかも知れませんが、
意外や意外、とっても簡単です。

手づくり用に、麦汁の濃縮液の缶詰やイースト、ホップなどが販売されており、
これらが一式セットになった自ビールキットなんかも売られています。
この辺興味のある方は「自ビール」で検索かけてください。

で、その自ビールですが以前よりずっと気にはなってたんですが、今回
ついに作ってみました。

自ビール作りは麦汁の濃縮液の缶詰(イースト付き)を使うのが一般的
なんですが、これで作ると出来上がりの量が19ℓ(大ビン約30本分)にも
なってしまうのです。

簡単と言いつつ初めてで失敗して、これだけの量を廃棄となればショックは
大きいですよね、上手くいっても同じ種類のビールばかり大ビン30本も
飲み続けるのは飽きが来るかも知れません(たぶん飽きないけど・・・)

ということで、今回はドライモルトエクストラクト(以下DME)という粉末を
使うことにしました。水を入れると麦汁に戻るという、言わばスプレードライ
のインスタントコーヒーのようなものですね。

DMEはこのような商品です。

160702DME.jpg

写真では分かりにくいですが、白っぽい微粉末です。袋もなんとなく
インスタントコーヒーに似ていますね。

このDMEを水に溶かして火にかけ、ホップを投入します。

160702ホップ

ホップというと花ののつぼみのような物を思い浮かべる方が多いと思いますが、
収穫時期とかの問題で通年使われるのはこのようなペレット状のが多いです。
今回は右側のカスケードというアメリカンホップを使用しました。

160702ホップ2

DMEを溶かした麦汁5リットルに対し5gのカスケードを煮込み開始と同時に
投入します。煮込み時間は60分、ホップは長時間煮込むと香りは殆ど飛んで
しまい、その分苦みが強くなります。この5gのホップは苦み付け用ですね。

160702煮沸

煮沸風景です、こんな感じでグツグツ煮ます。以前某大手ビールメーカーの
工場の前を通った時と同じような臭いがしてきました。

160702ホップ1

煮込み終了1分前に今度は先ほどの5倍の量をドバっと投入し、サクッとかき混ぜ
火を止めます。煮込み時間1分ですから苦みは全く出ません、その代わり香りは
飛んでしまわないで残ります。香りを強く着けるために量を多くしました。

160702冷却

煮沸が終わると密閉して急冷します。イーストが発酵する温度は20~25度
(種類によって異なります)、途中65℃ぐらいになると雑菌による汚染の危険
が高まるので、密閉して兎にも角にも急冷が大事なんですね。

麦汁の温度が適温まで下がるといよいよイースト(酵母)を投入します。

160702イースト

「Safale US‐05」これが今回使用したイーストの品名です。Safというブランドの
エールイーストでアメリカンタイプのビールに合うタイプのものです。

イーストはエールとラガーに大きく分けることができます。エールは上面発酵で適温が
20~25℃、ラガーは下面発酵で10~15℃が適温となります。

但し、もっと高温で発酵するエールイーストもあれば、0℃近くでも発酵する
ラガーイーストもあったりします。まっ興味のある方はググってみてくださいね。

イーストを投入すると発酵(一次発酵)が始まります。

160702一次発酵

イーストの活動が活発でこんな風にブクブクと激しく泡立ちます。因みに発酵容器は
梅酒なんかを漬け込むときに使うガラス瓶を用いました。

1週間ほどで発酵が治まったので、底に溜まったホップや膨れ上がったイーストの
滓などが混ざらないよう上澄み液を別の瓶に取り分け、引き続き発酵させます。
これを二次発酵と言います。

160702二次発酵

この時点ではもう泡立つこともありませんが、無数の活きたイーストが活動しており
静かに発酵が続いています。この二次発酵を十分とることにより、クリアなビールが
出来上がる(らしい)のです。

10日間の二次発酵を経て瓶詰直前の若ビールを試飲しました。

160702若ビール

底近くのを汲み取ったので濁りが強く全然クリアじゃありませんね(^_^;)
まあでも香りはカスケードホップの良い香りがして炭酸は入ってませんが
なかなか良い味でした。

いよいよ瓶詰、今回はガラス瓶ではなく耐圧のPETボトルに詰めました。
その際、プライミングシュガーといって少量の砂糖をボトルの中に投入して
から若ビールを注ぎ入れます。

このプライミングシュガーとは瓶内で炭酸を発せさせるための砂糖なんです。
一次・二次の発酵中も炭酸はどんどん発生しているんですが、容器を完全に
密閉していないため液に溶け込むことなく外へと逃げ出してしまってます。

手作りビールではこの最終工程で瓶内発酵させ、炭酸をビール内に
溶け込ませます。

瓶内(PETボトル内)発酵及び熟成約1週間、トータルで約3週間かけ
自ビールが完成しました。

待ちに待った試飲の時、PETボトルのキャップを捻ります。

プシュっ、シュワシュワ、ジュワジュワ

いい音です! しっかり炭酸入ってます。

グラスに注いでとっておきのうまい魚・・・ではなく枝豆で乾杯です(笑)

160702自ビール

グビグビっ、プハー \(◎o◎)/!

う~ん、めちゃウマですね、ホップの香りが素晴らしくてちょっと驚きました。

カスケードホップ使用と言えば有名なのは「よなよなエール」でしょうか?
でもビールとしての完成度は一歩譲るとしても、香りは遥かに凌ぎます。

香りが強けりゃいいってもんじゃ無いでしょうが、僕は柑橘系のホップが
強く香るタイプが好きなので、これはもうど真ん中のストライクです。
それを目指してカスケードを大量に仕込んだので、まあ想定内ですが・・・

あまりにも美味しいのでいきなり2本も空けてしまいました。その後も
3日間飲み続け早くも在庫切れとなってしまいました (^_^;)

ビール作りは真夏の暑い時期はイーストが死んでしまったり、
オフフレイバーが発生したりするとのことだったので、次の仕込み
を涼しくなるまで待つことにしてました。

でも35℃近くでもイーストは平気で活動しますよ、とのご意見を
いただいたので近々仕込みを再開することにしました。何たって
美味しいビール、在庫切れになってますからね。

急いで仕込んで3週間、次に自ビールが飲めるのは9月下旬
でしょうか。またその時は記事にしてアップしたいと思います。

ではまた(^.^)/~~~

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